音に魅きつけられる理由は、それが《音づれ》や《音なひ》といった風に、なにかの到来を予感させるから。 それゆえ、わたしがとりわけ愛する音は、音楽でも雑音でもなく、物音だ。 ことりと秋の麦酒をおくときにおもへよ銀の条(すぢ)がある空 紀野惠
ことりと秋の麦酒をおくときにおもへよ銀の条(すぢ)がある空 紀野惠