2017-09-06

空には実体がない




かすかに乳色がかった空。なんど眺めても、空そのものに匂いも手ざわりもないのがふしぎ。

きのう、匂いのある本、というのを思いついた。なにもない空を眺めつつ手元の本をひらく。文字を読んでは、ときどき香りをたしかめる。じぶんじしんを嗅覚にゆだねるのは楽しいあそびだ。

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