2019-03-19

抽斗堂 no.13 紫色の菓子箱





抽斗堂no.13は紫色の菓子箱。幅の細い単行本くらいの大きさ。中には単語カードが入っています。もう長いこと一緒にいるので、骨董みたいに古びてしまいました。

風化というのはとりもなおさずものが時間に覆われることだと思う。時間に覆われることによって、そのものの在り方は余計強くなる。時間に耐えて、風化して、それでも「そこに在る」というものは、ピカピカの出来たてとは比べものにならないくらいの存在感というか、リアリティーを持っているように思えるのです。(有元利夫『絵を描く楽しさ』)