2019-03-01

抽斗堂 no.1 PACAのピンバッヂ





ある日の真夜中、ぼーっと抽斗の中を眺めていて、なにゆえ抽斗の中というのはかくもどうでもよいものでいっぱいなのだろうと考えた。そしてなんとなく、そこに眠るどうでもよいものたちを、ナンバリングしてみたくなったのである。なお、どうでもよいというのは悪い意味とは限らない。宝物も混じる可能性があるゆえ、そこのところよろしくご注意ください。

で、no.1は、PACA(プロヴァンス・アルプ・コートダジュール)地域圏のピンバッヂ。この町に越してきてすぐ市役所から「ようこそわが町へ!」という封書が届いたんですよ。開けてみると、在仏外国人のための晩餐会の招待状と、このバッヂが入っていました。この手の催しには行ったことがないので、どんな料理が出るのかはわかりません。図柄の左はアラゴン王の紋章、右上がドフィネのイルカ、そして右下がニースの鷲で、文化の違う三つの地域が一つになっていることを意味しています。