つややかな身体。ぬぐわれた表情。すべらかな動き。はらのふくらみの白さ。胸びれ、背びれ、尾びれ——ひこうきという物体は鳥よりも魚を思わせる。
さわひらきの作品『dwelling』では、1分10秒あたりから旅客機がおもむろに動きだす。ラストシーンは《タブラ・ラサとしての海》から《スーヴニールとしての空》へと切り替わったようで、とても印象的。
さわひらきの作品『dwelling』では、1分10秒あたりから旅客機がおもむろに動きだす。ラストシーンは《タブラ・ラサとしての海》から《スーヴニールとしての空》へと切り替わったようで、とても印象的。
長き夜の魚のはらの心地よし 田中惣一郎